産業廃棄物収集運搬業許可の要件 その3 

適法かつ適切な事業計画を整えていること

産業廃棄物収集運搬業の事業計画は、その内容が適法であり、かつ業務量に応じた施設や人員などの業務遂行体制を整えていることが必要となります。

適法かつ業務量に応じた業務遂行体制を整えていることとは

  • 排出事業者から廃棄物の運搬の委託を受けることが確実であり、当該事業所から発生した廃棄物の種類や性状を把握しておくこと
  • 取り扱う産業廃棄物の性状に応じて、収集運搬基準を遵守する為に必要な施設(車両、運搬容器等)を確保すること
  • 運搬先の処理方法が、取り扱う産業廃棄物を適正に処理できること
  • 業務量に応じた、収集運搬の用に供する施設能力を有すること
  • 廃棄物の収集運搬に関して適切な業務遂行体制が確保されていること

なお、運搬時の運転手は、申請者又は申請者が雇用する従業員でなければ、名義貸し等に該当し、法律違反となってしまいますので十分に注意しましょう。

事業計画を記載する提出書類には、「産業廃棄物の種類」、「月の予定運搬量」、「予定排出事業場の名称・所在地」、「予定運搬先の名称・所在地及び許可番号」などを明確に記入する必要があります。
事業計画につきまして、これから事業を行おうとお考えの方にとっては具体的な事業計画書の提出というのは、難しいことだと思います。
また、事業計画書は申請する品目に見合ったものでなければならず、しっかりした計画書を作り上げていく必要があります。

当サポートでは、処理品目ごとの適法かつ適正な事業計画書の作成アドバイスを行っております。
また、重要な部分である事業計画書の作成のお手伝いや、必要書類の取り寄せ、時間の取られる窓口での申請までフルサポートで対応いたします。